以前までの記事の続きですが、
アトピー、喘息、脳神経疾患
と言われた1歳の子供。
この子の東洋医学的治療の方向性に
『肝』、つまり『lead=統率する』
という機能を利用するのが効率的。

具体的に『統率する』ものが、
・免疫系
・無意識の脳血管系及び神経系
・無意識の感覚
の3つであり、免疫系は
東洋医学的に診る事で
効率的にアップデートでき、
免疫の活動は血液の状態に
密接に関係していて、
無意識の脳血管系及び神経系
という機関の調整しているのが
『肝』の機能そのものである
というのが前回までのおさらいです。

 

 

 

 

さて
無意識の脳血管系及び神経系とは・・・・

意識的と無意識的な違いは
特に説明の必要はないかと思います。

脳血管系とは、ホルモンや化学伝達物質により
脳から指令を血管や臓器に伝える経路の事です。

神経系はその名の通り体中に張り巡らされている
脳を情報を伝える経路(=道路)のことです。

脳血管系と神経系の違いは、伝達の仕方です。

・脳血管系→物質で伝える

・神経系→電気信号で伝える

小難しい話になってしまいますので、
"血管収縮"を例にあげて考えてみましょう。

まず意識的に血管収縮とはどんな事だろうか?

例えば、上腕に力こぶを作ります。
この時浮き出てくる血管。
これは、脳の命令を神経をとおして
意識的に上腕の筋肉を収縮させ、
その影響で血管が収縮し、
浮き出てくる工程を経ます。
全て意識的な工程になります。

では無意識的な血管収縮とは一体何か?

 

 

 

 

例①急に犬に追いかけられた時。
→必死に逃げないといけないと
脳が、察知して交感神経という
神経を伝える事によって
全身の血管収縮をさせます。
血管収縮により血圧上がり
一気に血液を全身に流す事で、
全身の筋肉へ酸素を送り届け、
筋肉を動かす事で走って逃げる
準備を整えます。

例②ウイルスに感染した時。
→ウイルスに感染すると、
感染とは関係無い部分の血管を
脳が判断して収縮させます。
ウイルス感染付近の血液が集中
するように脳が判断する為です。
すると、ウイルスの感染部位とは
関係ない部分の血液が不足状態に
陥ります。すると、その血管付近の
体温が下がり、悪寒という症状
として体に現れてきます。

例③出産後の子宮の血管収縮。
→出産すると大量の血液が体外に出ます。
その後、出血多量にならないように
脳が察知して、ホルモンの経由にて
命令が出され、血液を固めて、
さらに血管収縮をさせる事で、
血の体外流出を防ぎます。

伝達方法は全て異なりますが、
三例とも全て無意識的に発動する
血管の収縮の過程です。

このように何かを察知して、
無意識に体を変化させる事は
日常に多々あります。

これは細かく部品として
診る事も出来ますが、
それは西洋医学の診察です。

東洋医学では、

無意識的におこる血管の収縮現象そのもの、

さらに

脳の命令から血管が収縮する過程、

この二点を一つの機能として捉えます。
その機能が『肝』という機能です。

少し違う角度からもう一度整理しましょう。

血管が収縮して、そらに血圧上がった時の
診断と治療について考えてみます。

 

 

 

 

西洋医学の見方
何かが作用して血管が収縮したよ。
という診断から
血圧をあげる要因となる
部品を補ってあげましょうね、
という治療になります。

東洋医学の見方
『肝』の機能が活発になり過ぎて、
無意識的に血管が収縮したよ。
という診断から、
『肝』を抑えて血流を下げる事で
血圧の安定的にさげましょうね、
という治療になります

それぞれ見方の違ってきます。
僕はこの視点の違いは、
視野の大きさにある、
と考えていますので、

 

 

 

 

と言い換える事もできます。

どちらの視点がいいか、と言われると
これは状況によって異なります。
なので、どちらの視点も大切だ、
と僕は考えています。

では、

血圧の上昇時の診断において東洋と西洋
の医学の決定的に違う点は何か?

と言いますと、

心因的な要素が含まれているか否か

という点になります。

一言で表現すると、"ストレス" です。

"ストレス"というと職場の人間関係による
あのイライラするやつでしょ?
と思う人が多いのですが、
他にもたくさんあります。
その話は少し長くなってしまったので
次回の記事にて。

 

 

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